2007年6月19日
今日は川崎医大へ定期通院日。 胸部・腹部のCT検査をする。
松本先生曰く・・・「5年生存の可能性が、飛躍的にあがってきました」
まさか、これほどまでに回復して、何でも食べられ量も普通の人よりも多くて
普通に暮らしている食道がん患者はめずらしいと思う。(=^・^=)
検査結果は、SCCがやはり高値だが、それ以外は明らかな再発部位を認めず。
「何が何でも室川さんには、5年生存して貰わないと、僕が困ります」 と・・・
今年中が正念場。 暑い夏を体調に気を付けて何とか凌ごう・・・ そして冬を迎えたら
3年生存が迎えられる。 気を緩めずに自重しよう・・・ ウ・・ ウン(._.;)
2007年6月20日
それでも僕は・・・
宇宙がどこまで
広いのかさえわからず
宇宙がいつまで
続くのかさえわからず
命がどこから
来たのかさえわからず
命がいつまで
続くのかさえわからず
命がどこへ
行くのかさえわからず
自分が
何ものかさえわからず
何にもわからず
それでも僕は
平然として
今日ある命を
生きている
2007年6月21日
真珠
痛かろう
辛かろう
石を抱いて
あこや貝は
真珠をつくる
悲しかろう
つらかろう
苦しみを抱いて
人は生きる
時を重ね 歳を重ね
あこや貝のように
生きて
人よ、やがて
まあるい真珠のような
心になろう
2007年6月22日
心の包帯
心も
時に
複雑骨折を起こす
どこも
悪くないじゃないのと
見た目だけで
判断されるから
やりきれない
あなたも きみも
おまえも あんたも
気づいてほしいね
心に巻かれた
グルグル巻きの
包帯の色はね
透明色だってことを
2007年6月23日
生後1ヶ月が過ぎて、そろそろ離乳食ならぬ、キャットフードを食べ始めたクロの子供達・・・
1号は一番右・・・2号は左で同じ顔だけど、尻尾が曲がっている・・・ 3号は中で顔立ちが違って少し小さい。
同じ兄弟でも、やはりそれぞれ何処か違って生まれてくる。人間とおんなじ生き物なんだなぁ〜〜〜
2007年6月24日
リセット
”自分なんか最初から
いなかったことに
すればいい”
そう思ったら
すごく楽になった
少し眠った後
「卑屈だったかなあ」
と思って
おそるおそる
元の位置に
立ってみたら
現実が
「持たれへんほどの
もんは持たさんよ」と
さっきより少し軽い
荷物を投げてよこした
2007年6月25日
やかん
わざと
鳴き出すように
やかんは
設計されていて
吹き零れそうになると
けたたましく鳴き出す
あなたも今日は
やかんになって
思いのかぎり
なくといい
2007年6月26日
こころのて
あなたの胸の
心のボタンを
掛け違えたのは
あなたを
育ててくれた人
かもしれません
でも、それをはずして
それを掛け直せるのは
あなたの
内なる 心の手です
2007年6月27日
すっかり大きくなった、ピオーネの房。親指の頭くらいになった・・・(=^・^=)
クロ1号も僕になついて・・・ 何処に行くにもちょこちょこと引っ付いて来る。
2007年6月28日
葉隠れの虫
若い夏の葉隠れを
そっと分けて覗き見る
人間の指は魔物
何をされるか・・・と
うごめく小さな虫らは
その歩を速め
いずこの草間にか
身をひそめ
息を殺している
大丈夫だよ
僕も
命の分かる歳に
なったから
2007年6月29日
破倫
破倫って
人のまもるべき道に
そむくこと
ハリンって
ガラスがこわれる
音のよう
こころはいつも
悪に傾きやすいけれど
人の道にそむいては
ならないのだ
ハリン・・・
淋しい音を立てて
まわりの人のこころも
自分のこころも
こわさないために
2007年6月30日
ことば
イノブェーション?
戦後レジーム?
コミュニケーション・
トゥール?
ここは日本では
ないのですか
早苗月
呼子鳥
茜草
美しい言葉が一杯
有るのですから
ちゃんと日本語を
使いましょうよ
ねえ、安倍さん
2007年7月1日
今日は、田んぼの畦の草刈をする。朝早くから草刈機を2台持って・・・
1ヶ月前に草刈したばかりなのに、大変な量の大きな草が生い茂っていた。
田んぼの中も草だらけなので、トラクターで耕した。(;´・`)> ふぅ
午前中に何とか綺麗に見えるようになり、作業が終了したら大雨が降り出す・・・
どうせ、午後からは何も出来ないくらいの雨天なので、ここはひとつ温泉に行こう!
白梅温泉に浸かり、サウナで心地よい汗を流し・・・ (o^_^o)ニコニコ
明日は、筋肉痛で腕が上がらないかも??? しっかりマッサージして温泉で癒す。
自己暗示・・・ まだまだ自分は若い・・・ ウ・・ ウン(._.;)
2007年7月2日
人と森
緑を抱いた山は
森に鳥たちを
棲まわしている
柔らかな
緑のコーラス
人も心の中に
いのちの森が
育つなら
そっと
素足で降り立って
歌い始める
ものがある
2007年7月3日(満51歳を迎えた)
48歳と半年で「食道癌」が見つかり、手術・化学療法・放射線治療を済ませて退院後、49歳の誕生日を
自宅で迎えた2年前・・・ まさか51歳の今日を、このように元気(?)に迎えられるとは・・・
多くの皆様方からの励ましや支えがあっての事。 本当に感謝申し上げます。m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
52歳・53歳・54歳・・・と、残念ながら後に続く食道がん患者の後輩たちのためにも、羅針盤となり
しっかりと、前を見て生きて行きたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 「焦らず・諦めず」 自重して参ります・・・
少し、体重が減少している以外は、身体は異変ありません。何でも食べられるし・・・
飲む・吸う・は、もう以前と変わらないくらいに回復?しました。┐('〜`;)┌
2007年7月4日
レインボー
涙を流すのは
虹を架けるための
練習
かなしみ
よろこび
いかり
さびしさ・・・
心の中に
七つの色を
探し出すための
練習
2007年7月5日
この1ヶ月は、サーバーがダウンして皆様にご心配をおかけしました。m(_ _)m
迷惑メール防止ソフトのため、murokawa@wens.ne.jp からは、返信が出来ず
murokawa@mx3.tiki.ne.jp にメールを送信していただくようにお願いしております。
部分的には、復旧してまいりましたが、ほぼ元通りに復旧したみたいです。(;´・`)> ふぅ
「あいさつしちゃろう」 もカウンターも、CGI の部分が元に戻りました。
日常の生活で、何かとバタバタしておりまして、日記の更新がやや遅れておりますが
身体の調子は、良好です。ご安心ください。(=^・^=)
自宅の工事の方も、順調に進み、2階部分は今月中には形が出来そうです。
クロス工事や電気工事・設備工事などは、並行してやりますが、1階部分は
8月・9月一杯かかりそうです。 お盆の頃にはかなり出来ていると思います。
2006年7月6日
梅雨とは梅が熟す頃の雨の意。
今の梅を頬張ると李の味がする。
2007年7月7日
今日は小暑であり、七夕です。
子供の頃は習字の墨を磨る時に、里芋のの葉っぱの夜露を集めたものでした。
短冊には「野球の選手になれますように・・」女の子は「いいお嫁さんになれますように・・」というのもありました。
小暑は大暑までの半月間で、七十二候では次のように分かれます。
○初候・・・・温風至・・暖い風が吹いて来る
○次候・・・・蓮始開・・蓮の花が開き始める 蟋蟀居壁・・蟋蟀が壁で鳴く
○末候・・・・鷹乃学習・・
鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
小満の頃が「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と言われますが、今が植物の一番元気な時のようです。
又、物事が満ち足りると、かえって災いを招きやすいと「盈満の咎め」と戒めの諺があります。
『盈盈一水』
愛する人に逢えないつらさ・・清々とあふれる川の水に隔てられて再会できない彦星と織姫伝説によります。
これぞ、七夕にふさわしい諺でしょう。
盈盈=女性の容姿のしなやかで美しいようす。 一水=一筋の川。
美しい女性が一筋の川を隔てて男性に対して立って、思い合っていても、会って語ることができない情景を思い浮かべます。
迢々(ちょうちょう)たり牽牛星
皎々(こうこう)たり河漢の女
繊々(せんせん)として素手(そしゅ)を擢(ぬ)き
札々(さつさつ)として機杼(きちょ)を弄す
終日 章(あや)を成さず
涕泣 雨の如し
河漢は清く且つ浅し
盈々(えいえい)たり一水の
脈々(みゃくみゃく)として語るを得ず
はるか遠くの彦星を見る
清らかな天の川の織り姫星
ほっそりとした白い手を伸ばし
さつさつと機を織る
でも、一日が終わってもあやは出来ない
なみだが雨のようにこぼれおちる
天の川は清くかつ浅い
それほど隔たってはいないのに
満ち満ちた水が間にあるので
互いに見つめ合うだけで語り合うこともできない
写真はツユグサであります。
2007年7月8日
夏の思い出
ラムネ
サイダー
レモンスカッシュ
アイスコーヒー
このものたちは
僕の恋を知っている
2007年7月9日
誇り
日本は豊か
幸せな国
私はこの国が好き
甘い考えでは
通用しない世界だけど
この国に生まれたから
大切な人に出会えた
日本は豊か
いいところがいっぱい
悪いところばかり
探さないで
誇りをもって
生きたい
日本人として
2007年7月10日
山間では今日も梅雨の晴れ間がのぞきました。
私の家から数キロメートル上がったところに真言宗・別格本山・木山寺があります。
江戸の末期までは木山宮として門前町(鹿田宿)を持ち三味線の音も聞こえたそうです。
又、宮の近くには宿も立ち並びかなりの賑わいをみせました。
明治8年の神仏分離により、このお寺もご多分にもれず廃仏毀釈に会ったそうです。
それだからでしょうか・・すぐ傍にあった木山神社とは仲が悪く、神社は現在下界に下りています。
この近くには、まだ棚田があって家が数軒見えます。
一番上の稜線へ出ますと、晴れて見通しのいい日には大山の南壁が手に取るように見えます。
2007年7月11日
涼しい風
背中をあわせ
アバヨと言えば
お前のふるえが
伝わるよと
いつも君が歌っていて
本当にアバヨと
逝ってしまった
私の心には
冷たい風が吹いていた
幾歳月が経った今
若かりし頃の君が
時々やって来て
私をなぐさめて
くれるから
私の心には
思い出と共に
涼しい風が吹いている
2007年7月12日
山間では休耕田が多く、荒地が増えています。
「バカらしゅうて・・米なんぞ作ちゃあおれんわい!」「一表が1万円そこそこじゃあ買うた方が得じゃ」
おじいちゃん達の叫び声がこだまします
田んぼも3〜4年荒かしておくと、オオハンゴンソウ(大反魂草)やオオアワダチソウの住処になってしまいます。
どちらも帰化植物ですから勢いが強く、全国的に駆除作戦が行われているようです。
北アメリカから明治時代中期ごろに園芸植物として渡来しました。
同じキク科の「ハンゴンソウ」と葉の形が似ていて、ハンゴンソウよりも花が大きいことから
「オオハンゴンソウ」と名付けられました。
又、キクイモ(菊芋)と似ているのですが,中央の筒状花の部分が半球状に盛り上がっているので区別できます。
また,花びらが垂れ下がるのも特徴です。
花は、バドミントンのシャトル、あるいは羽根付きに使う羽根を広げたような形をしていて、
同じキク科の「ひまわり」に似ています。
死者の魂を呼び返すという意味で、「返魂草」とも表します。
むかし、漢の武帝が、夫人が他界したことを悲しみ、反魂香という香をたいたところ、
煙の中に夫人の面影が見えたという言い伝えがあります。
クロモジの爪楊枝と言えば高級和菓子に使われます。
高級羊羹には高級小豆が使われるのは当然です。
中国などから輸入される小豆ではろくな羊羹やあんこが出来ないのは当然です。
最近では味噌汁や豆腐に使われる大豆もほとんど中国産だそうです。
鰻も中国で大きくするそうですが、何を食べさせているのか分かったものではありません。
中国の悪口なんて言うつもりは毛頭ありません・・しかし、あの国は信用出来ないので、
食料の輸入は禁止して欲しいものです。
山間のおじさんの畑に、その高級小豆の花が咲いていました。
私の口に入るかどうか分かりませんが、「虎屋」の羊羹になるかも知れません。
「虎屋」はすごいですね・・年商が176億円だそうです。
2007年7月13日
この星の下で
自分から求めて
生まれて来たのではない
なのに 生まれて
今日も生きている
何とも不思議なこと
つらい 悲しい時
生まれて来なかったと
思えば 感謝に変わる
この星の
甘い はかない
きらめきの下で
母に 父に
ありがとう
星に 月に
ありがとう
2007年7月14日
1歳のメス猫のクロが子供を産んで2ヶ月が経過した。3匹生まれた子猫達は
母乳とキャットフードですくすくと成長している。(=^・^=)
しかし、このままだったら、猫屋敷になりかねないので、ここは決断して
クロの避妊手術に踏み切ることにした。。。(−−;)
春名動物病院なら、平日に、まず院内感染防止のために混合予防接種。
避妊手術の当日。 一日入院後のお迎え。 1週間後の抜糸。
と平日に4日連れて行かなくてはいけない。┐('〜`;)┌
そんなには休めないのでどうしようかと迷っていたら、近くに獣医さんがいた。(=^・^=)
猫なら避妊手術はしてあげますよ! とおっしゃり、早速本日の手術となる。
麻酔を注射して準備完了。 お腹を10cmくらい開腹して・・・ 時間は1時間で終了。
麻酔が覚めたら、ゲージに入れて連れて帰る。 子猫たちが母乳を吸うので
2日間は、母子を隔離して傷口が癒えるまでしばしの別れ。
しかし、猫は元気だ! もう餌を食べている。。。(−−;) 僕なんか1週間もICUだったのに・・・
来週は土曜日に抜糸してもらおう・・・
2007年7月15日
すてきな人たち
どんなことだって
前向きに
考える人がいる
どんなに失敗したって
人のせいに
しない人がいる
いくらけなされたって
それをバネに
がんばる人がいる
そして
あなたに出会えて
よかったと
思う人が
いる
2007年7月16日
驚異的な回復力でもう授乳をしているクロ。 。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
逞しい猫の生命力を見習って・・・
2007年7月17日
夕立
雨が
降ったあと
道の
あちこちに
水たまりが
できるように
私にも
やり過ごせない
感情の
たまる
窪みがある
窪みの
水が
私に
ものを想う
時間を
くれる
2007年7月18日
晴れの予感
思ったことが
うまく伝わらなくて
重い気持ちで
窓の外を見た
朝から降り続いた
大粒の雨は
いつしかやんでいる
雨あがりの
厚い雲の合間から
真っ赤な夕焼けが
私の頬を染める
きっと明日は
晴れだろう
私の心も明日は
晴れの予感