氏神様の天津神社
秋の大祭
信仰のよりどころ 天津神社 所在地 岡山県真庭市高屋三八七
天津神社は和銅三年(710)の創建と伝えられ、天児屋根命を主祭神とし、ほか一五柱を祀る。また、「作陽誌」によると
源頼朝が神林寺を建立したときに併せて創建されたという。古くから「正一位天津大明神」と称され、真嶋郷十一ヶ村の
氏神であったとのことである。
戦国時代には当地の武将から、また江戸時代には津山藩主森氏・松平氏や勝山藩主三浦氏の崇敬を受けていた。
当社は木造鼻高面・木造獅子頭・狛犬・石鳥居などの宝物を寄進されているが、このことは当社へ対する信仰心が厚かった
ことがうかがわせる。
明治初期からは高屋・影・日名・杉山・福田・開田村と川東の野川村の七村の総氏神となった。
明治二十二年(1889)の町村制施行の際、この地区を天津村と名付けたのは、当社から名を取ったものである。
これらのことから、天津神社はこの地区のシンボルとして存在していたといえる。
現在に至っても、氏子の人々の天津神社へ対する信仰は薄れることなく続いている。
参道から、鳥居・仁王門・石段を望む。
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あ・うんの呼吸・・・ 門は新しくされているが、阿形・吽形は昔のまま。
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石段から、狛犬・本殿を望む。
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本殿
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拝殿。
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境内脇にある稲荷神社。
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