住所:徳島県板野郡土成町土成字田中198‐2

      宗派:真言宗高野派

      本尊:釈迦如来(涅槃像)

      真言:「のぅまく さんまんだ ぼだなん ばく」

      詠歌:「大乗の 秘法も科も ひるがえし 転法輪の 縁とこそきけ」

      縁起:弘法大師が開かれたお寺で、ご本尊は大師が刻まれた釈迦如来の涅槃像です。お釈迦様はご存知のように印度に生まれ、諸国を廻って教えを説かれましたが、80歳の時、涅槃に入ることを悟られました。涅槃に入るとは、我々俗人の言葉で言えば、死ぬということです。そこでお弟子さんを集め、最後の教えを説かれたのち横になり、涅槃に入られたものです。頭を北に、顔は西を向き、右脇を下にしたお釈迦様のまわりに、沢山のお弟子さんが集まり、悲しみにくれている様子を刻んだのが、法輪寺のご本尊、釈迦涅槃像です。このお寺は、開かれた頃は山あいにありましたが、天正年間に戦乱のため焼かれ、現在の場所に移ったものです。



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