住所:徳島県名西郡神山町下分字地中318

      宗派:真言宗高野派

      本尊:虚空蔵菩薩

      真言:「のぅぼぅ あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか」

      詠歌:「後の世を 思えば苦行 焼山寺 死出や三途の 難所ありとも」

      縁起:お四国詣り6つの難所(鶴林・太龍・神峯・横峰・雲辺および焼山寺)の一つ焼山寺で、役行者小角が開創されたお寺です。
昔、焼山寺一帯に毒蛇がおり、作物を害し、人々に危害を与えていました。弘法大師が来られた時も、全山が火の山となり、大師の登山を拒もうとしましたが、大師が進むにつれて火は次第に消え、山頂近くに着くと、大きな岩穴に悪魔の蛇がいました。大師は虚空蔵菩薩の助けによって毒蛇を岩穴に封じ込め、以後、人々は安心して住むことができるようになったそうです。
大師が登ろうとした時、全山火の山と化したところから焼山寺と名づけられ、火の恐れがあるところから、山号を摩盧山と言うようになったものです。摩盧とは梵語で水輪の意味で、火を防ぐための名前です。





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