住所:高知県土佐清水市足摺岬214‐1

      宗派:真言宗豊山派

      本尊:千手観音菩薩

      真言:「おん ばざら たらま きりく」

      詠歌:

      縁起:四国88ケ所の札所のうち、お寺とお寺の問が一番長いところが、37番岩本寺と38番金剛福寺の間で、120キロ30里もあります。これを歩けば4日も5日もかかるでしょうが、弘法大師も岩本寺から足摺へは足をひきずりながら行かれたので、足摺山とも言われています。
弘法大師は四国の端のこの地へ来られ、果てしなく広がる海が、インドの南端、観音様がおられる補陀落に通じているところから伽藍を建立、千手観音を祀られたものです。
足利時代から徳川時代にかけ、武士や、近海を荒しまわった海賊も、この足摺には一目おいていたそうです。又、平安時代、都の鬼の片腕を切り落とした渡辺綱は、源頼光の命を受け、足摺へ参り、お堂を建てたと伝えられております。広い境内には、仁王門、本堂、大師堂、多宝塔など、諸堂立ち並ぶ立派なお寺です。




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