住所:高知県吾川郡春野町秋山72

      宗派:真言宗豊山派

      本尊:薬師如来

      真言:「おん ころころ せんだり まとぅぎ そわか」

      詠歌:「世の中に 蒔ける五穀の 種間寺 深き如来の 大悲なりけり」

      縁起:今から1400年前、百済(今の韓国)の大工達が、難波の四天王寺の建立を手伝うため日本ヘ来ていましたが、国へ帰る途中、土佐沖で暴風雨に遭い、この辺りの浜にたどりつきました。大工達が、海上の静まるのを待って薬飾如来を刻み、お寺を建てたのが、種間寺のはじまりです。その後、弘法大師が唐から持ち返られた五穀の種を蒔かれたところから、種間寺と呼ばれるようになりました。
のち、1000年ほど前の村上天皇の頃、藤原信家が勅使として下向、「種間」の勅額を奉納しました。その際、大般若経6百巻を書き写して奉納しようとしましたが、どこからともなくお坊さんが現われ、「あなたの願いをかなえてあげよう……」と言い、信家に代わって、3年3ケ月かかって写経を終えて納めましたが、その時にわかに大嵐が吹き、6百巻の般若経は空高く巻き上げられ、しばらくして舞い降りた時には、お経の文字がすっかり消えていたそうです。願主である信家自身が書いたものでないので返されたのでしょうが、このため「白字大般若経」とも言われ、朝廷に奉納されたそうです。
種間寺は安産の守り仏で、境内には安産祈願の願解きに、たくさんの底なし柄杓が奉納されています。

柄杓の底を抜いたものをお供えしている。これは無事安産するように「すっぽん」と楽に生まれるように願っての物
外孫の「温哉」も此処のお札を戴いた。お蔭で安産ですくすく育っている。m(_"_)m




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