住所:高知県室戸市室津2644
宗派:真言宗豊山派
本尊:延命地蔵菩薩
真言:「おん かかかび さんまえい そわか」
詠歌:「法の船 入るか出づるか この津寺 迷う我が身を 乗せて給へや」
縁起:普通、津寺と呼ばれて親しまれています。弘法大師が漁民の航海の安全と豊漁を願って延命地蔵菩薩像を刻み、伽藍を建立されたのがこのお寺のはじまりで、海上の安全と火災除けに霊験あらたかなお寺です。土佐藩の殿様が室戸沖で時化に遭った時、一人の僧が現われて船の舵を取り、無事港に入ることができました。港に着き、お坊さんの後を追うと、津寺の本堂の中に消えてしまいました。そこで本尊を拝みましたところ、全身潮でびしょぬれであった、と言うことです。津といえぱ港のことですが、津寺のあります室戸は昔から、鯨、まぐろ、かつお等の漁業基地で、航海安全のご利益のあるお寺として、漁業関係者の信仰の篤いお寺です。
大師堂です