住所:高知県室戸市室戸岬町4058‐1

      宗派:真言宗豊山派

      本尊:虚空蔵菩薩

      真言:「のぅぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか」

      詠歌:「明星の 出でぬる方の 東寺 暗き迷いは などかあらまじ」

      縁起:正しくは最御崎寺と言うのですが、普通、東寺と呼ばれており、室戸岬の突端の山の上にあります。
弘法大師が19才の時、仏法の迷いを払わんとして、大和の国大峰山から高野山ヘ、更に阿波の太龍寺へ登り、命がけの難行苦行をされましたが、悟りを開くことができませんでした。そして次に来られたのが、この室戸だったのです。果てしなく広がる太平洋の自然を前にして、雨の日も風の日も勤行を続け、ついに悟りを開かれたのでした。「法性の 室戸と言えど 我住めば 有為の波風 立たぬ日ぞなし」と詠まれたように、東の空に光を放つ明星の暗示により悟りを開かれました。そこで山の上にお寺を建てられましたのが、この24番東寺で、本尊の虚空蔵菩薩はお寺の創建と共に大師が刻まれたものです。



          本堂です

inserted by FC2 system