住所:香川県綾歌郡国分寺町国分2065

      宗派:真言宗御室派

      本尊:千手観音菩薩

      真言:「おん ばざら たらまきりく」

      詠歌:「国を分け 野山をしのぎ 寺々に 詣れる人を 助けましませ」

      縁起:奈良時代、聖武天皇は全国に国分寺を建てられましたが、このお寺は岐の国分寺です。本堂は鎌倉時代に建てられたもので、国宝に指定されています。松の木に囲まれた広い境内には、奈良時代に創建された当時の礎石や、瓦を焼いたかまどの跡などがあり、古い歴史を物語っています。また、国分寺の吊り鐘は奈良時代のもので国宝となっています。
今から370年前の慶長年間、高松のお殿様生駒侯は、ゴォーンとなる美しい鍾の音色に魅かれ、田地をお寺に寄進し、お寺の吊り鐘をお城に持って帰りました。ところがご城下で鐘をつきますと、以前の美しい音とは違い「国分ヘ帰りたい、国分へ帰りたい」と聞こえたそうです。
更にその年、高松の城下に悪い病気が流行りましたので、これは吊り鐘のたたりであろう、ということになり、吊り鐘をもとの国分寺に返したそうです。ご本尊は高さ5mもある、千手観音菩薩の立像です。



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