その34          


2007年12月19日



このバナナを木から
もぎ取ったのは
どんな手だったの
牛乳を搾ったのは
どんな手
小麦を収穫したのは
粉をこねてパンを
焼いたのは
どんな手なの

今朝もこの食卓の
向こうにも
携わって下さった
沢山の手が
ある


2007年12月20日

団塊世代

誰が言ったのか
団塊世代
大量生産された
ブリキの玩具のよう
もてはやされ
叩かれ凹まされ
不器用で
時代を泳げなかった
ブリキの金魚
金魚のジョウロに
過去をいっぱい満たし
湯船でこぼす
花に水をさすよう
頭の天辺からこぼす


2007年12月21日

誰か

テレビからは
毎日のニュース
ラジオからは
定期的な
時報
パソコンや携帯からは
誰かの報告

こんなに私に
与えられた
物がある中で

やっぱり
人の温もりが
ほしい


2007年12月22日

ブレーキを

マサツで火をおこし
石器で あれこれの
実を擂りつぶし
木製の水路
竪穴式住宅

縄文人の御先祖様
あっての
わたし達のあけくれ
地球温暖化に
ブレーキを
ブレーキを


2007年12月23日

やっぱり、寝顔が落ち着いて見ていられる。。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル

起きていると目が離せないゆうあ。。。(−−;)


2007年12月24日

帰り道

でこぼこ道を
歩いたよ
ひこうき雲を
見つけたよ
お空は赤く
夕日が帰る
友だち発見
いっしょに帰ろう
みんなで帰ろう
からすが鳴いている
かねも鳴っている


2007年12月25日

下の娘が、イルミネーションを飾り付けて今年の冬は温かい。(=^・^=)
  ゆうあは、まだ良く分からないが、来年は喜ぶだろう。。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル


2007年12月26日

冬の稲妻

師走の空に
稲妻のような姿で
張り出した
裸の桜木

沈黙の冷たい
冬の稲妻

気が付けば
その稲妻に
米粒のような新芽が
無数についている

師走の桜は
もう
春の支度を
始めているのだ


2007年12月27日

風を

冷たい風の中
小枝の先に残る
一枚の葉

震えているのは
心細さか

過ぎてきた
私の日々の中にも
風を待った時があった

時を待て
乗りそびれるな

言いきかせながら
震えていた
遠い日の私が
葉の上にとまっている


2007年12月28日

思いの糸

雨の日も
風の日も
どんな日も
みんな良い日・・・
そう思えるように
なったのは
そんなに
遠い日ではない
かなしみの渕に
立たされた日から
すこしづつ
つむいできた
わたしの思いの糸


2007年12月29日

予定より大幅に遅れて、やっと裏の下屋根が出来ました。(=^・^=)
  大工さん達が完了して残すは、外のトイレと水道工事のみ。正月明けには出来るだろう。

明日は、臼と杵で正月餅をつこう! 。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル


2007年12月30日

今日から新年の6日までお休みに入りました。(=^・^=)
  裏の物置がほぼ出来たので、荷物を引越ししなくては・・・(´ヘ`;) ハァ

10kgのもち米を水に浸して今日は正月餅をつく。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
  以前は、3臼は連続で休まずついていたが・・・┐('〜`;)┌
休み休み・・・ 午前中かかりました。(;´・`)> ふぅ

この臼は、一昨年末に完成した欅製の大きな臼です。僕と息子の名前の頭を銘にしました。
 昨年は喪中なので使用せずに、今年始めて使いました。(o^_^o)ニコニコ   


2007年12月31日

今日も朝から、てんてこ舞いでした。(;´・`)> ふぅ  荷物の片付け。大掃除。空(クー)の引越し・・・
  仏壇の掃除や神棚の正月準備。玄関の飾りつけ。買い物。娘のおせち料理の手伝い・・・

お蔭様で、本当に慌しかった平成19年の大晦日を迎えることが出来ました。
  多くの皆様からの励ましや支えて頂いて本日があると思って感謝申し上げます。

来る平成20年も、頑張って「生かされて」生活して参りたいと思います。
  どうぞよろしくお願いいたします。m(,_,)mm(u_u)mm(_ _)m


2008年1月1日

謹賀新年

本年が皆様にとって、素晴らしい一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

平成二十年 元旦

お正月は不思議なものです
昨日から今日へ、たった一日なのに、出逢うものすべてが懐かしくもあり新しくも見えて・・・
時間というマジシャンが、ぼくたちにおくるプレゼントなのか、老いた母の表情にも花のような彩り


2008年1月2日

絵馬

初詣の境内の一隅には
絵馬が鈴生り
「家内安全」
「○○大学に合格を」
切実なのは
「第二志望でもよいので合格を」

カタ カタ
カタ カタ
願いをかなえて
あげてやったらと
風が絵馬に
ささやいていた


2008年1月3日

ゆうあが新年の挨拶に来ました。。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
  今年も風邪を引かないで、元気に遊んでください!

        本年もどうぞよろしくお願いいたします。   m(,_,)mm(u_u)mm(_ _)m   by ゆうあ

食道癌の手術後、どうしても50歳になるまでは生きていなくては・・・と頑張った理由の一つは・・・
  中学の同窓会が5年毎にある。僕の勘違いで50歳と思っていたら、51歳だった。。(−−;)

今日は、近くのホテルで5年ぶりの同級生と飲んで食べて歌って・・・。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
  それにしても、童顔だった面々もこの通り・・・。┐('〜`;)┌  やっぱり51歳は51歳だった・・・


2008年1月4日

お年玉にと、近くのスーパーで消防車を買ってもらった「ゆうあ」 。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
  ご機嫌でこの通り。 当分の間はこれで遊んでくれそう。(o^_^o)ニコニコ   

誰に買ってもらったのか、よ〜〜〜く覚えているんだぞぉ〜〜〜 (=^・^=)


2008年1月5日

おめでとう地球

昨年 私たちは
衛星かぐやから
月に沈み月から昇る
白い渦の雲をまとう
青い地球の姿を
手に入れた
それは手のひらに
乗せられる程の
愛しい私たちの
地球だった

その大地に海に満ちる
限りない命たち
秘められた億年は
夢のように美しいと

おめでとう地球
初日の出と共に祝おう


2008年1月6日

今年の抱負? 一年の計は元旦にあり・・・

まず、自宅の完成を自分でする。(=^・^=)

国旗掲揚台を作って国旗掲揚を祝日に行う。

靖国神社に参拝する。

伊勢神宮に参拝する。

九州にもう一度、行く! 逢いたい人に逢いに行く!

息子の三回忌を元気に執り行う。

秋祭りに氏神様のお神輿をご招待する。

荒神様のお祭りを自宅で執り行う。

その他、親戚縁者の初盆・1周忌・三回忌・7回忌など元気で参加する。


2008年1月7日

七草摘み

謹賀新年
私の
野菜畑様

苺畝の
緑葉の谷間に
逞しく共生する
薺(なずな)
繁縷(はこべら)
隣畝の
菘(すずな)
清白(すずしろ)
畦道の
芹(せり)
御形(ごぎょう)
仏の座(ほとけのざ)


2008年1月8日

北風

ぬくもりを
感じられるのは
温かな過去を
回想する時ではない
ぬくもりを
愛おしく想い
涙するのは

身をきるような
北風の中

君の手の平
握りしめている時


2008年1月9日

ゆるめのパンツ

なくても
生きていくことは
できるのだけど
常識とか規則とか
全部ぬいでしまうと
人でなくなる

でも
血行不良も困るよね
ってことで
ゆるめでお願いします


2008年1月10日

一月の庭に

まだ
セミの殻が残っていた
藤のつるに
背を丸め
しんと
ぶら下がっていた
年を跨ぎ
私も
何かを脱ぐことが
できただろうか

抜け殻は
細部まで精巧に
セミを留め
祈りの形に乾いていた


2008年1月11日

今日の詩

人にまぎれても
時間に追われても
自分を見失わない
そんな強さを
持ちたいな
太陽のような
明るさと
繊細な月の光の中で
僕は生き続けたいな
楽な事ばかりじゃない
これからの道
進めば
平らになっていく


2008年1月12日

親子のきずな

案ずれば
カラスに笑われ

頼れば
犬にほえられる

念い通じず
もどかしい

流行の
”関係ねぇ” では

さびしいねぇ
そんなの


2008年1月13日  (3年前の今日、川崎医大病院へ入院)

地元の総合病院で食道ガンを宣告されて、川崎医大病院へ手術のために入院した3年前の今日。
  もう、と言うか、やっと、と言うか、今日で3年経ちました。
この3年間には、本当に様々な事が、私や周りに起こりました。どれも本当に厳しい試練の連続でした。

しかし、こうして未だに「生かされて」おりますのは、御仏様のお心、多くの仏縁。また多くの皆様から頂いた
  励ましや支えて頂いた賜物です。 本当に心より感謝申し上げます。

今年も、自分の目標を一つづつ、確実に叶えていくように、精進してまいります。
  どうぞ、今後ともよろしくお願い申し上げます。 m(,_,)mm(u_u)mm(_ _)m


2008年1月14日

こころに

はりかえたばかりの
障子を そっと
指でつつくように

はりつめた想いに
風穴をくれる
いたずらっ子が

ひとりぐらい
住んでいてほしいと
いつも おもう

あなたの
こころにも
住んでいてほしいと


2008年1月15日

実相

わたくしたちは
今この時だけを
生きていません
今生に在って
これまでの過去の
中にも生き続けて
いるということです

そうでなくて
どうしてこの
人生の奥深さを
体験できると
いうのでしょうか

消えることない
鮮烈な思い出は
そのことの実証です
その確かな投影です


2008年1月16日

冬の朝

空気入れを
キュッキュいわせて
自転車に
空気を入れていたら
朝の陽が
首すじを
あたためてくれた

まるで
金色のマフラーを
まいてもらったようで
心まで
あたためられたのだろうか
「今日も頑張るぞ」と
僕はつぶやいていた


2008年1月17日

達磨市

大きな達磨は
限界を感じ
中位の達磨は
定まらない
小さな達磨を
黙々と転がし
しみじみと
売る人がいる
達磨は小回りが利き
起きあがる
福や願いの言葉が
滑らかに威勢よく
飛び交う中で
人生は七転び八起き
奮闘する事が大切だ
声なき声に
真摯な態度に
小さな達磨を買う


2008年1月18日

ひとやすみ

人に
言うほどの
ことではない

紙に
書くほどの
ことではない

心には
そういう
地味なものが
並んでいる
場所がある

私は
道に迷うと
この場所に来て
ひとやすみする


                                    

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