住所:愛媛県松山市太山寺町1730

      宗派:真言宗智山派

      本尊:十一面観世音菩薩

      真言:「おん まか きゃろにきゃ そわか」

      詠歌:「太山へ 登れば汗の 出でけれど 後の世思へば 何の苦もなし」

      縁起:今から1250年前の奈良時代、豊後の国(今の大分県)の真野長者が、難波へ向う途中、松山の沖で時化に遭いました。船は今にも引っ繰り返りそうになりましたが、太山寺の裏山に光り輝く観音様の導きで、船を無事に岸へつけることができました。真野長者は早速国へ帰り、大工を集め、木材を積んで松山に来ました。長者が助けてもらったお礼として、ひと晩のうちに建てましたのが太山寺の本堂です。―夜建立の本堂と言われていますが、四国88ケ所のお寺の中でも―番立派な本堂で、国宝に指定されています。
この太山寺は、行基菩薩が開いたと伝えられ、境内は緑の樹木に覆われた静かなお寺です。




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