住所:愛媛県松山市高井町1007

      宗派:真言宗豊山派

      本尊:十一面観世音菩薩

      真言:「おん まか きゃろにきゃ そわか」

      詠歌:「弥陀仏の 世界をたずね 行きたくば 西の林の 寺に詣れよ」

      縁起:行基菩薩が開き、のち弘法大師が現在のところに移し、十一面観音を祀られたものです。大師巡錫の折、干ばつが続き、人々は水に困っていました。たまたま老婆が遠方から水を運んでいるのを見られた弘法大師は一杯の水を乞われました。老婆は惜し気もなくその水を大師に差上げました。大師は老婆の真心に打たれ、手に持った杖で地面を叩き、祈りを捧げますと、たちまち水がわき出て淵となりました。それ以来、そこには絶えることなくこんこんと清水がわき続けていて、付近の人は杖ケ淵と呼んでいます。






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