住所:愛媛県上浮穴郡美川村七鳥1468

      宗派:真言宗豊山派

      本尊:不動明王

      真言:「のぅまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そはたや うん たらた かん          まん」

      詠歌:「だいじょうの 祈る力の 岩屋寺 石の中にも 極楽ぞある」

      縁起:四国山脈の山ふところ深く抱かれた岩屋寺は、奇岩怪石そそり立つ岩のもとにあり、古くから修業の霊地として知られるところです。昔、こちらの山に法華仙人という修行僧がいました。弘法大師がこの地に来られ札所を開こうとされましたところ、仙人が現われ、「ここは我が修業の地であるから、他の所へ移ってくれ」と言いました。大師は「あなたは自分一人のためであるが、私は衆生のためにお寺を開くのであるから、このところをよく考え、この地をゆずってくれ」と頼みますと、仙人も大師の悲願にうたれ、この地を大師にゆずり、自分は更に山奥の方古岩屋に移りました。そこで大師は不動明王を刻み、お寺を開き第45番札所と定められたものです。そして「山高き 谷の朝霧 海に似て 松吹く風を 波にたとえん」と詠まれ、山号を海岸山と号されました。








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